・潜在意識とイメージ療法について

私達の心の中では、表面に現れている意識できるものを『顕在意識』、奥に隠れて見えない部分を『潜在意識』といいます。しかし自分の心として意識できるのは、そのごく一部にしか過ぎません。それは海に浮かぶ氷山のごとく水面上に見える部分は十分の一、海中に没して見えない部分が十分の九といわれます。

 

さらに顕在意識(表面の心)と潜在意識(奥底の心)との力の強さを比較すると、それは「馬に乗っている人」と「馬」との関係に例えられます。「馬に乗っている人」が顕在意識、「馬」を潜在意識に置き換えてみましょう。人間が手綱により馬を上手にコントロール出来ているときには問題ないのですが、馬の意志により騎手である人間の言うことを聞いてくれなかったらどうでしょう。この場合馬の力は強いはずですから、当然馬に乗っている人間は馬の意志に引きずられてしまいます。つまり、顕在意識が潜在意識に負けてしまうのです。

 

これは私達の日常生活にもよくあることで、「こうしたいと思っても、どうも思うようにならない」という経験をされた方も多いと思います。このようなアンバランスな状態が、日常生活において悩んだり苦しむ形として現れてくるのです。

潜在意識に影響を与えてその人の思考・整理・行動を支配する力を「暗示」といいます。この暗示の力を利用して、能力を開発したり悩みを改善するのが『イメージ療法』です。暗示が潜在意識に入りやすい状態は、心や体の緊張を取り除いたリラックスとくつろぎ・集中の状態です。イメージ療法は、「くつろぎ」と「集中」と「暗示」から成り立っています。

 

まずはカウンセリングでお話を聞き、その後に体のリラクゼーションを行います。

日頃から緊張感の強い方は、体がリラックスすることにより脳や心も安定した状態になります。

 

そして体がリラックスした後に、カウンセリングでお話しされた内容を基にその方に合った暗示を行います。話し合いをしながらクライアント様からのご希望があれば、「暗示の内容」も取り入れさせて頂きます。

 

 

・イメージ療法の効果と注意点について  

カウンセリングに加えて、イメージ療法で潜在意識に働きかけていきます(約20分程度)

 

まずは、リラクゼーションの暗示で体と脳や心がリラックスした状態になります。

 

さらにクライアント様に合った暗示を行うことにより、今後への気持ちも楽になっていくため、前向きに行動出来る効果が期待できます。

 

※イメージ療法の注意点として、

 現在お悩みの問題に「直接向き合う暗示」を行うと、逆効果になる可能性が出てきます。

 

 

例えば…(分かりやすい例として)

集団での飲み会が緊張して苦手な方からのご相談があった際、カウンセリングでは「緊張しても苦手でもいいんですよ」という方向性のアプローチを最初にしていきます。

 

そこで、もしカウンセリングの後に「緊張せず饒舌に話している」という暗示をしてしまうと、

カウンセリングとイメージ療法の内容が正反対になり、結果足の引っ張り合いになるため心が苦しくなってしまうのです。

この、お悩みに直接前向き合う暗示を行うことを「突入型」といいます。

 

 

お悩みに対しての直接の前向きな暗示やイメージはけっして悪いことではないと思いますが、

意識と無意識レベルの深い心の混乱を防ぐため、あえて「回避型」の前向きな暗示を行います。

「回避型」の場合の暗示は…

「自分の状態がどうであっても饒舌でなかったとしても、集団の中で楽しんでいる自分がいる」

というイメージ内容などが良いのではないかと思います。

 

狙いとしては…

①まず、自分が周囲からどのように見られているかに捉われ過ぎなくなること。

②飲み会があると聞いただけで楽しめない・怖いという気持ちが緩和すること。

 

飲み会当日まで毎日、怖い・どうしようと悩み続けるよりは楽だと思いませんか?

(カウンセリングで行う軸である、怖いという今の正直な感情を認めることは、

 基本でありとても大切なことなのです。

 怖さを受け入れながらも、少しずらした回避型で「楽しんでいる」自分をイメージします。

 いっけん相反しているような感覚になることもあるので、ケースバイケースになります。

 不安が増える危険のないよう、カウンセリングで一緒にしっかり確認しながら行いますね)

 

 

実際に…

私自身が集団が苦手で緊張感が高いので、この方法で楽になる経験をしています。

「別に上手く話せなかったとしても、自分の状態がどうでも、とにかく楽しんでいる」

などというイメージをしてから、飲み会や食事会に行くと…

 

冒頭に説明した九割の潜在意識の中に「楽しんでいる」が入り込むため、

周囲の評価よりも、自分の楽しんでいる想いが主体になります。

その結果として・・・

思いの外緊張感が軽減していて、思いの外自然と話が出来てしまったりするんです。

 

 

人間の九割をもしめる潜在意識というものは、実は善悪の区別が全くできません。

なので、潜在意識を上手に活用すれば無意識レベルから楽になることが出来るのです。

 

そこを利用して、

あくまでもカウンセリングがメインで、サブ的なものとして「イメージ療法」もお勧めします。

暗示の内容については、カウンセリングをしながらご一緒に考えて行きたいと思います。

ご自宅で簡単に出来る、自律訓練法を簡易化した方法も併せてお伝えします。

 

 

※なお「イメージ療法」のみの料金は(約20分程度)、特に決めておりません。

「営業時間・メニュー料金」の時間内で、ご希望があれば行う予定です。

ご質問があれば、どうぞお気軽にお問い合わせくださいね。